アニメ・アイドル系イベント放浪記

アニメ・声優さん・アイドルイベントの参加blog。アニメ感想なんかも書いちゃいます。

21Q2萌えアニメ総括 その6

7月も1週間以上が過ぎて、ようやく春アニメの目途が付いてきました。
毎度毎度、3か月に1回はこんな感じになるので、今回こそはと思っていたのですが、特に週末が忙しかったりしたので、仕方ないところ。
酷い時になると、1か月ぐらい総括やってたこともあるので、それに比べれば全然マシです!!!

たぶん次回で最終回になるはず!!





・幼なじみが絶対に負けないラブコメ

タイトルが長い系アニメの風潮として、それだけで作品の導入部が解ってしまう傾向があります。
なので、この作品の1話を最初に見た時は、「ヒロインと幼馴染が出てくるのか。最初から幼馴染が勝つって言っていいのか!?」みたいな感じだったのですが。
すぐにヒロインの方も幼馴染だったことが判明。
ストーリーが進んでいくことで、さらに幼馴染が出てくる事となりました!!

すなわち、誰が勝っても幼馴染が勝つって事か。
だがしかし。
誰か1人が勝者になってしまうと他の幼馴染は負けるので、タイトルの「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」には偽りがあると言わざるを得ないです!!!
結局は、幼馴染は負けヒロインになる運命なのです!
広瀬さんの例を挙げるまでもなく、負けヒロイン好き層は一定数いるので、それでいいのです。

そこを納得さえしてしまえば、普通のラブコメアニメとして見ていけるのかな、って思って視聴続行。
なんというか・・・ちょっと思ってたのと違うwww

主人公が元々天才子役で、周囲は当時の相手役やらスポンサー関係やらなので、感情移入できない。
ヒロイン同志も、いかにお互いを貶めるかの足の引っ張り合いになっているので、ハーレム感よりも殺伐感を感じてしまいます。
途中から群青同盟ってのが出てきて、マスコミ相手に戦いを仕掛けるような展開になってしまいました。
もっと楽しいラブコメだと思ったのですが、これではちょっと。。。

最後に決着がつくのかと思いきや、案の定、あいまいなままで終了してしまいました。「おさかの」なる概念を持ち出してきて、延々と運用ルールの説明がありましたが、感情ではなく理論でラブコメやってる感じがしてしまいました。

でも待てよ。
最後に決着がつかなかったって言う意味では、誰も負けていないので、タイトルの「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」は正しかったって事なんでしょうか!?
これは最初の幼馴染大量発生事件に次ぐ衝撃の事実。


ちゃんと2期をやって、誰か1人に決めて、他の幼馴染が負けて「タイトル詐欺だ!」って言えるように期待しますwww





・ひげを剃る。そして女子高生を拾う。

こちらも、タイトルだけ見たら導入部が解る系作品。
正確に言うと、上司の女性にフラれて酔って帰宅中に女子高生を拾ったので、髭を剃った後の事ではなかったのですが。
まぁ、日常のルーティンの1つとして女子高生を拾った、っていう意味ですよね。

北海道から家出して、いろんなところを転々として東京までやってきて女子高生、沙優ちゃん。
今までと同じように居場所を探して、声をかけてきた吉田さんに取り入ったものの、今回は体を求めてこない。
とりあえずは、しばらくお世話になる事になって、バイトも始めて友達もできて。
しかし、そこから以前の知り合いに会ってしまったり、ついに実家からのお迎えが来たり。

いわゆる「女子高生○○アニメ」なのですが、主要人物が家出少女とそれを違法に保護するサラリーマンなので、導入部からしてセンシティブ。
上司や後輩にもすぐにバレて、それでも協力的な態度に救われます。
以前お世話になった男性も、それを口実に脅しをかけられるのですが、そちらも無事に解決。
お兄さんが迎えに来るときも、まるで悪の親玉がやってきた、みたいな感じだったのですが、ちゃんと話をすると話の分かる良い人であることが解ります。

原作がそうなのか、アニメの作りかたがそうなのか解りませんが、知ってる人以外はすべて警戒しているっていう心の現れなんでしょうか???
吉田さんも沙優ちゃんも、そんな感じだったと思うので、誰かがそうなのではなく全体としてそういう雰囲気になっているのでしょう。

沙優ちゃんの家出の原因は、あまりに辛辣すぎるので、ここでは省略。

ともかく、沙優ちゃんも柚葉ちゃんもニコニコしていれば可愛いのに、ストーリーやエピソードが辛辣すぎて、そっちに気を取られてしまうのが気になりました。

そうそう。
元々この作品を知った最初は、きゃりさんのラジオで主題歌を担当します、っていうのが最初だったと思います。
そしてキャラの声も担当していて、それが吉田さんの後輩、柚葉ちゃん。
この作品のキャラの中では、なにげに一番お気に入りだったかもしれません。
沙優ちゃんほどにしがらみも無く重くもなく、後藤さんにもフラれた後なので、主人公に好意を持ってラブラブ光線を送りまくる柚葉ちゃんは、見ていて楽しかった。

なので、もっと後半に活躍するのか。もしくはラストシーンで!?って思ったのですが。
最後の方、完全に空気になってる!!

そしてラストシーン。
これは、沙優ちゃんエンド確定って事でいいでしょうか。
作品としては妥当だし、美しい終わり方だけど、完全に柚葉ちゃんが負けヒロインになっているので、そこだけ心残りです。
後藤さんですか?最初に断ったじゃん。


敢えて言えば、いい人ばかりで美しく綺麗に描かれていますが、見れば見るほど辛辣な物語なので、そのギャップに苦しめられてしまう作品だったかと思います。