アニメ・アイドル系イベント放浪記

アニメ・声優さん・アイドルイベントの参加blog。アニメ感想なんかも書いちゃいます。

演劇ユニット 爆走おとな小学生 第十三回課外授業『ハローハローポピーポピー』 (2021/12/26) 昼公演


爆走おとな小学生さんの舞台を見に行きました。
この劇団の公演は何度か見に行ったことがあるので、それなりにおなじみになっております。

とはいえ、劇団目的ではなく、この日のゲスト出演者さんが 広瀬ゆうき さんというのが理由なのですがww


この日は2公演あって、昼夜ともに広瀬さん出演だったのですが、昼公演だけチケットを取得しました。
夜公演も行けなくは無かったのですが、諸事情あって断念です。

お花屋さん一家の、頭の花が咲いている主人公のお話ってことで、時期的にもクリスマスだし、ふんわかほわほわした舞台なのかな~って思いながら現地へ向かいます。

場所は池袋、BOX in BOX THEATER。
偶然にも、先月の広瀬さんの舞台を見に行った場所と同じ場所です。
同じ場所で同じ人を見に行けるなんて、運命の場所なのか!?
(以前は頻繁にそういう事があったけど、最近は少なくなったので)

前回行ったときは、池袋近辺の道のややこしさに負けて、ちょっとだけ迷ったり大回りになったりしましたが、今回はきちんと前回の経験を踏まえて駅から一直線に向かいます。
南池袋公園には地下鉄39番出口を出たらすぐ、って事を学習しました。
39番出口までたどり着くのが困難って言うトラップはあります。

辿り着いたら、消毒・検温・セルフもぎりを経て、エレベーターで5階に向かいます。
ロビーはちょっと狭いのですが、劇場自体は100人ぐらい入る、それなりの大きさとなってます。
段差もあって見やすい、いい会場ですね。
人気の演目になったら、すぐに売り切れてチケットが取りにくくなりそう。
案の定、この日の夜の部は千秋楽ってこともあり売り切れになっていたようです。




12:00、開演です。
元気に朝の挨拶をする主人公 ポピー。
それに応えるお父さん・お母さん。
一家でフラワーショップを運営しているらしく、今日も頑張るぞ、って感じの朝の風景です。
不思議なのは、ポピーの頭の上に一凛の花が咲いていることでしょうか?

妹ちゃん登場。
どうやら、一家の中でも一番やさぐれているらしい。
その後すぐの会話の中から、一家はお金がなく苦しい状態で、しかもポピーは目が見えない状態で生まれてきたことが判ります。
しかしそれを不幸とは思わず、お父さん・お母さんからのプレゼントだよ、って言っている。
うーん、なんだろう、ポジティブシンキング。

同じ年齢の友人は、保安官に就職が決まったみたい。
もう1人の友人は看護婦さん?女医さん?として活躍中のようです。
あれ?ポピーって何歳?って思ったら、劇中で20歳って言ってました。
行動が子供っぽと思ったのですが、目が見えないだけでなく、脳腫瘍があって、花はそこから生えてきているようです。

その後も、どんどん辛辣な設定が明らかになっていきます。
この町は治安が非常に悪いらしい。
普通に買い物に出かけると押さえつけられて、財布を奪われる。
影の支配者がいて、その手下が日常的に暴力行為に及ぶ。
保安官は、その黒幕の支配下に置かれている。

黒幕の女は酒浸りで、子供2人を働かせに行く始末。
息子の方は黒幕の部下で、娘の方は体を売りに出されます。
そんな状況を打破すべく、娘さんの方はフラワーショップでアルバイトをするのですが、焼け石に水にしかならず。

フラワーショップのお父さんも、お店を開くための資金を、この黒幕からの借金で賄っている様子。
案の定、返却できる見込みがないので、店をたたむか、嫁を売るか、娘を売るかの選択を迫られるのでした。


そんな状況で、フラワーショップにやってくる客の1人として、ぶっとんなお花畑娘こと フラワーウーマンが登場!
広瀬さんです!!
常日頃から「お花畑になりたい」みたいな事を言ってた広瀬さんなので、ぴったりの役ですね!!!



花が好きで、世界中の花を買い付けている、フラワーウーマン。
花を買いまくって、借金7億。彼氏も失い、借金取りに追いかけられているので逃げまくっているんだとか。

その頭の花は素晴らしい!ゆずって!!
無理です。
水とか肥料とかはあげてないの?あげてないです。
素晴らしい!!

枯れないポピーをたくさん育てられたら、世界を変えることができるかも!
でも、悪用されるかもしれないから気を付けて!!

激しい登場シーンの後、嵐のように舞台をかき乱し、あっという間に去っていたフラワーウーマン。
なんかすごいぞ!
短い出番でしたが、某フランス代表の魔法少女並みのインパクトがありました!!
(広瀬さんがこの劇団で初舞台を踏んだ時の役柄)


その後もどんどん状況は悪化。
店も嫁も娘もダメなら、臓器売買か。
それも、部下が激しく殴りつけたので、価値が下がってしまった。
そうなったら、ポピーの珍しい花を売るか。

それはダメだ、許してくれ!
いいや俺が!私が!!

って状況が続いたものの、最終的には、折れた花でも、また花をつけるよ。って言いながらポピーが自分の花を差し出すことになりました。
自分で切らせて。

暗転。

その後、昏睡状態となり、脳死と認定されて、花壇に埋めてあげよう、って事になりました。
舞台中央に置かれた花壇には、一凛のポピーが。。。

結局、何も得られなかった黒幕は、部下に放火を指示。
ですが、その直後に酒に毒を盛られてしまいました。


最後には、一凛のポピーを囲んで、他の登場人物が笑顔で元気に挨拶するシーンで終了でした。

14:00、終演でした。




続いて、アフタートーク
一部の役者さんが登場するのですが、広瀬さんも登場です!
今回のテーマはツイッターで募集したのですが。
9人ずらっと並んだ中で、隣の人の第一印象を言ってください。

どんな順番で行く?最後は主役だろう。
じゃあ、主役の隣の人から。
って事で、広瀬さんが一番になりました。

広瀬さんの反対側の隣の人は、保安官役の人。
なんだか犬みたい。ピュアで純粋なの。柴犬?
第一印象と、ここまで変わらない人も珍しい。

みたいな事いってましたっけ。

そうやって、ずーっと各メンバーの第一印象を言っていく会が繰り広げられています。

最後に主役、ポピー役の人が、広瀬さんの印象を。
え?ご存じですか?
ええ、まぁ。(ゲストなので仕方ない)

最初に稽古で合わせたとき、ずっとスマホで聞いているのです。なんだろう、って思って。
真面目な人なのかな。
でも、実際に役に入るとすごかったので、驚きました!

あの時、何を聞いていたんですか?
演出家さんから、「死なないんだよ!」のセリフにこだわりがあったので、その言い方をずっと聞いていたんです。

その時司会をしていた人が演出家さんで、「黒幕の女」役の人だったと思うのですが、広瀬さんがスマホを持って行って、ちょっと録音するので、そのセリフを言ってもらえませんか?って頼んだそうです。
それをずっと聞いていたんだとかwww


今回の舞台では、毎回フラワーゲストが変わったんだけど、初日が広瀬さんだったので、最初からぶっとんでくれたので、その後のフラワーゲストがいい感じで壊れてくれてよかったです。
はい、鍵開けでした!そして、これから鍵閉め行きます!!
wwwww


アフタートークが終わったのが、14:30ぐらいだったと思います。


舞台の雰囲気はこんな感じでした。







いやー、なんというか。
ふんわりほわほわしたストーリーなのかと思いきや、見事にダークな闇落ちストーリーでした。
なんとなく最後はいい話風で終わっているものの、実は大して問題解決はしていないんですよね。
黒幕はいなくなったので目先の問題からは避難できたのかもしれませんが、その後この町がどうなるのか、不安でなりません。
メインテーマとしては「家族愛」なんでしょうけど、その背景にある「貧富の格差」ばかりに目が行ってしまう印象でした。

あとポイントとしては、これだけ激しいバトル(?)を行っておきながら、最終的にいなくなった登場人物はポピーと黒幕だけ、っていうのも特徴なのでしょうか。
保安官先輩は途中で死んだかとおもったけど、最後にはしっかり登場してるし。
お父さんだって、殴られて手術するぐらいなので、命の危機もあったでしょう。

まぁ、舞台演劇なので、役者さんが限られてきていることから、ストーリー途中で登場人物が死ぬことは少ないのかな、とも思わなくもないです。
某魔法症状モノでも、某ロワイヤルでも、もっと激しいシーンがあったのに、案の定最後まで生き残ってたし。

いやいや、もしその法則が黒幕にまで適用されたら、この先は地獄絵図しか見えない!!!



あとは、なんといっても広瀬さんの元気な姿を見ることができてよかったです。
元気に、と言う意味では、前回の舞台では、ある意味病的な女神っぷりを見せていたので、それと比べたら元気な広瀬さんを堪能できてよかった。
ある意味、病的な元気っぷりとも言えなくもないですがwww


一時期のように頻繁に会いに行ける機会も少なくなってきているとはいえ、こうやって少ないながらも機会が無い訳ではないので、なるべく参加したいと思っています。