アニメ・アイドル系イベント放浪記

アニメ・声優さん・アイドルイベントの参加blog。アニメ感想なんかも書いちゃいます。

ガールズハイパーミュージカル「タイラー」 (2022/07/23)


ガールズハイパーミュージカル「タイラー」を見に行きました!

これが何かと言いますと、30年ぐらい前にやってたアニメ「無責任艦長タイラー」の原作を原作とした舞台で、アニメ的には後日談に当たるんだとか。
wikipedia程度の予習はしたものの、アニメは見てないので、その程度の知識での観劇です。
なんで見に行こう、って思ったかというと、工藤ひなき さんが出演しているから。
しかもヒロインでお嬢様の皇帝陛下、アザリン役です!

どうやら、この劇団の以前の舞台に練習に行ったとき、演出家さんか誰かに「この子、めっちゃアザリンじゃない?」って言われたんだとか。
その時に今回の舞台の上演が決まってたかどうかは定かではないのですが、ほぼ御指名みたいな感じで出演が決まったみたいです。
すでに何度か上演してたみたいなので、大きく見れば再演なんでしょうけど、舞台演劇の世界は広いのでよくわからんwww


ここ最近、工藤さんの舞台は頑張って見に行こうとしているし、見に行けない場合は配信で見たりしているのですが、今回はギリギリ予定が空いたので見に行くことができました。
本当は土曜日の昼公演を見に行きたかったのですが、そっちの方が萌えない方の用事が入っていたので、行けたのはギリギリこの時間帯でした。
前回もそうだったのですが、Webで予約して、銀行振り込みすると、住所が手描きのチケットが送られてくるパターンです。


会場は、新宿シアターブラッツ
前回、この劇団の舞台を見に行ったとき(工藤さんが主演で座長だったとき)と同じ会場だったので、特に迷うこともなく到着です。
午前の用事の後、時間が取れたので、秋葉原に買い出しに行った後で会場に向かっても迷うことが無いぐらいに余裕でした。
末広町から乗って行ったけど、赤坂見附の対面乗り換えは便利!

会場到着は、開演30分前ぐらいだったのですが、周囲には誰もいないような状態で閑散としていました。
100人ぐらいの小劇場だし、開場時間40分前なので、これぐらいの時間が一番入場する人が少なかったのかもしれません。

チケットもぎり、検温消毒があって、入場。
座席は3列目でしたので、それほど前過ぎずステージ全体が見渡せるし、それでも段があるので前の座席は気にならず、結構いい席だったと思います。
ちなみに最前列はS席だったと思うのですが、かなり前過ぎてステージが見渡せないんじゃないか、って思ってしまいます。
しかも御時世的に、最前列だけフェイスシールド必須になってました。
逆に言うと、それほどまでに接近できる、って事なんですが。

5分ぐらい前に前説あり。
ここでもフェイスシールドつけてね、って話がありました。
両面にシートが張ってあるので、両方取らないとクリアな視線が得られません。みたいな説明あり。





17:00、開演です。
タイラーが星間戦争を終結させ、提督に就任。

皇帝であるアザリンにも御挨拶。
早速工藤さん登場です!!
皇帝と軍人という身分の違いはあるものの、なんか非常に仲良しの2人。
その辺は、アニメの方で描かれているのでしょう。

そんなタイラー。
元来の自由人ですので、このまま軍人の身分にとどまることなく、どこか自由に旅をする、とかで、辺境の惑星に流れ着いたのでした。

一気に場面が転換して、どこかの星のメイドカフェ
どうやらタイラーは、ここでお手伝いさん的なポジションで転がり込んでいるようです。
常連さんがやってきて、ダンスパート開始。
っていうか、かなりの部分でセリフは歌になっていて、バリバリのミュージカルになってました。
逆に言えば、アドリブかませる余裕はないですww

そこへ緊急ニュースが飛び込んできます。
行方不明だったタイラー提督は、事故により死亡したことが判明しました。
なんだってー!?

それを報道した報道官自ら、ファンだったため、そんなことがあるはずはない!みたいな感じで疑ってかかります。
どうやらそれは正しいようで、タイラーが生きているままで平和が続くと都合の悪い人たちがいる様子。
そのため、タイラーも殺して、皇帝も殺して、次の戦争を引き起こそう、っていう一味がいるようです。
しかもそれは、軍部の中にいるみたい。

メイドカフェも襲撃される。
なのですが、実はメイドさんたちは元軍人で、中身は50代のおっさんなんだそうな。
あーそれでか。いわゆる可愛い系のメイクではなく、なんかケバケバしかったのはwww

そんな感じで、アザリンも星に乗り込み、アンドロイドも仲間にし、古くからの軍の友人もまるめこんで、どうにか生き延びて陰謀を阻止するのでした。

みんな集まって、平和が一番!みたいなエンディングでした。

18:18、終演でした。




いやー、ミュージカルでしたね~。
以前もガールズハイパーミュージカルと称した舞台を見に行ったことはあるのですが、それ以上にほぼ全編歌になっていたので、これはまごうことなきミュージカルでした。
いわゆるオペラ的なミュージカルではなく、現代ポップス風だったり、ちょっと演歌チックになってたり。ラップ調の所もありましたっけ。
そして、20人近いキャストがシンクロダンスしますので、かなり華やかな雰囲気になってました。


一番の見どころは、アザリン役の工藤さん!めっちゃアザリン!!(元を知らないんだけどww)
ヒロインだけあって、集まってダンスする際には、ほぼ最前列センターだったので、これは見ていて非常に楽しい!!
同じ劇団のミドルガルズの時は、主役で座長でヒロインだったのですが、役柄的にセンターで歌って踊るような感じではなく、戦闘中は物陰に隠れてそうな雰囲気だったので、それとの比較がすごいことになってました。
アザリンは皇帝陛下で毅然とした態度なので、高圧的な工藤さんを堪能することができました。
うむ。

それでも、ヒロインらしく、ちゃんと女の子っぽい感じに仕上がってたのがよかった。
ガールズハイパーミュージカルという割には、メイクや衣装も含め、ちゃんと可愛い女の子って感じのキャラってアザリンぐらいしかいないんですよね~。
キャラメイク的にはメイドさんたちを可愛く仕上げることはできたはずなのに、中身が元軍人だから、ってためなのか、そっちに重きを置いた感じになってました。

そして、ラストはとりあえずとはいえハッピーエンド。
考えてみれば、この手の舞台演劇って、ちゃんとラストがハッピーエンドになるのって珍しいんじゃないでしょうか?
それっぽい終わり方の作品はあったけど、どこか引っかかるところがあったりとか。
あのね商法よろしく、乞うご期待で終わったり。
そう考えると、この作品は非常にラストがすっきりした印象がありました。


配信でお世話になった事もあって、なるべく工藤さんがでてる舞台は見に行くようにしてたけど、今度どれぐらい舞台出演してくれるんでしょうね。
一応、声優事務所所属にはなったみたいだし、舞台は必ずしも目標(アニメに関わる仕事)に近づくためにならない、って行ってたし、今回もオーディションというより御指名で役を貰ったような感じもするので、舞台演劇の機会は少なくなるのかもしれません。
それでも、持ち役とか御指名とかもありそうなので、全く機会が無くなる訳でもないでしょうけどね。



工藤さんの衣装写真があったので、張っておきます。