そろそろ夏アニメが始まりかけるというのに、7月にも入ったのに未だに梅雨模様が続いているので、なかなか夏の気分になれない今日この頃です。
世間的には梅雨は夏に入るし、梅雨前の暑い日はたいてい「もう夏が来たのか!」みたいに言われることが有るのですが、だいたい5月ぐらいの暑い日は真夏に比べたら全然暑くないので、人間って1年経つと忘れるんだな、って思ってしまいます。
夏アニメの良さといえば、公式に水着回を連発できることなんでしょうけど、最近は(最近でもないけど)現実の季節と作品の中は関係なくなってきているので、その傾向が少なくなってちょっと悲しい。
最近は夏が暑いと本当に暑くて困ってしまうのですが、水着回を堪能できるぐらいの夏になればいいのにね。
・バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!
オリンピック時期に合わせてきたのかどうかは解りませんが、タイトル通りの女の子がたくさん出てきてスポーツしまくるアニメ。
実際には20年以上前にあった作品のリメイクっていうか続きなのですが、すっかり世代交代した後の世界なので、前作を知らなくても楽しめるようにできていると思います。たぶん。
自分は、一応前作は見た事ある。はず。なんとなくなんですが。
本放送の頃にそこまで萌えアニメを見まくっていたとは思えないので、多分再放送の時かと思います。
その時すでに「運動会なのに、なんでブルマじゃないんだ!」って思っていたので、非常に肌にフィットして肌色成分多めな衣装にも、それほど萌えを感じていなかったのかと思います。
それは今作でも同じですね。
どうせ水着モチーフならスク水(水抜きのある旧スク)にすればいいのに。
ストーリーとしては、前作の100年後ということらしい。
「神・大運動会」が開催されるので、その優勝者「コスモビューティー」を目指すべく頑張る女の子たちの物語です。
単に金メダルの栄誉が贈呈される、程度のものではなく、優勝者は政治的権力を得られるようです。
っていうのが、作中でもなんとなく伏線として語られたのですが、ちゃんとそのシーンがあったのはラストだけでしたっけ。
そんな権力が動く世界なので、裏で暗躍する団体も出てきます。
管理委員会とやらが遺伝操作を行い、刺客を送り込み優勝を目指す。
ですが、その目論見をいろんな人の協力で暴き、見事に主人公の明星かなたちゃんが優勝するのでした!
なまらめんこい!!(北海道出身なので)
多少のスポ根要素はあるものの、アニメ的な超人的能力を発揮するので、あまり真面目に見るとどうにかなりそうになります。
基本的には、女の子キャラを楽しむアニメとして見れば、それでいいのかもwww
どうしても前作との比較になってしまうのですが。
たしか前作の最後って、異星人からの侵略に対抗するために最強の人類を選出する目的で大運動会をやってた、みたいな話でしたっけ。
それはそれで壮大なストーリーだったので、印象に残ってて好きだったのですが。
今回はせいぜい人類同志の権力争いの話なので、単純に比較したらスケールダウンしちゃったのかな、って思ってしまいました。
何か裏がありそうな伏線が大量にあったので、もっと大きな風呂敷を広げてもよかったのに。
・フルーツバスケット The Final
伝説のアニメ、フルーツバスケットの再アニメ化にして3期でファイナルの今作。
自分は旧作は第1話だけは見た覚えがあるのですが、透くんがテント暮らしだった事だけは強烈に記憶にあって、そればかり印象に残っています。
なので、今回のアニメ化でも、ちゃんとテント暮らしシーンが出てきたときには嬉しかった!!
その後、今回はちゃんと見ようって思って、1期、2期と見続けていきました。
いよいよFinalの3期。
うん。。。雰囲気が違いすぎる!!
どこが違うかと言えば、いよいよ物語の核心に迫ってきて、そのおかげで透くんの笑顔がすっかり消えてしまった事です。
よくよく作品を見ていくと、登場人物って全員クセが強いので、それほど感情移入が出来るキャラが多くなかったです。
そんな中でも楽しく見続けられたのが、どんな状況でも笑顔でニコニコしている透くんの存在!
ほんと、なんでこんな環境下で、透くんだけ素直に可愛く育ったのか。不思議に思ってしまいます!
そんな透くんの笑顔が消えた3期は、正直話が重すぎて、見ていて辛くなってしまいます。
それでも、今まで見続けてきた流れから内容がなんとなく解ってしまうので、そこはちゃんとアニメ作品として作りこまれているという証拠なんでしょう。
とりあえず、十二支の呪いがちゃんと解けて、めでたしめでたし。
かと思いきや、それが唯一のつながりである人にとっては大問題なので、それで終わりって事でもないみたい。
そして、実は透くんのお母さんが、実は夾くんと出会っていて、しかも事故現場に居合わせていたとか言う超展開。
たぶん原作の頃からそういう事だったのでしょうけど、ここまで話を盛って行く必要があったのか!?って思ってしまいました。
ともかく、最後の最後には登場人物全員あるべき場所に落ち着いたって感じでハッピーエンドなんでしょう。
みんなのアイドル透くんは、ついに夾くんへ嫁いでしまったのでした。
いきなり60年ぐらいジャンプしてしまうのも、なんとも。。。
ともあれ、1つの作品をちゃんと最後までアニメ化してくれて、それをちゃんと最後まで満たれたっていう充実感でいっぱいです。
最近のアニメ化って、基本的には1クール12話なので、原作の冒頭部分しかアニメ化できずに終わってしまうことが多いですからね。
とはいえ、最後の最後で、舞台化と両親のエピソードのアニメ化が発表されたので、まだまだ続きがありそうです。
透くんの口調は父親を真似てた、っていう話があったと思うので、今度こそ透くんがいい子に育った秘密が明らかになるかもですね!
・究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲ―だったら
タイトルが長いアニメは、それさえ読めば物語の導入部は想像できる傾向にあるのですが、それと同時にストーリーが進むにつれてタイトルとの剥離が目立ってしまうという危険性も持っています。
そんなに大きく剥離する事でもないのですが、別にこのタイトルじゃなくてもいいじゃん、って感じ。
それに対してこの作品は、きっちり最後までタイトルの意味を厳守したという意味で、評価に値する作品だったのではないでしょうか。
具体的に言えば、やっぱり 究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだった、って事ですね!
別にフルダイブRPGに限らず、細かいパラメータを設けて、現実世界に近づければ近づけるほど、ゲーム本来の楽しさが薄れていってクソゲーになっていくのは世の常なので、別段タイトルにする意味も無いのですが、それにしても製作者の意図とは関係なく、ゲームをやる方としては面白くない方向にリアリティを追求しているゲームでしたね。
アニメとしては、そんなクソゲーに苦難する様子を面白おかしく描いた作品なのですが、なにせクソゲーなので、たまに見ている方も辛くなります。
最初に親友を殺してしまって幼馴染の女の子に復讐されることになったり、地下牢に繋がれておもらし強要されたり。
アニメだから見ていられるんであって、リアルを追求したフルダイブRPGだったら、とてもこんな映像は見ていられないと思うぞ!!
発生するイベントも陰険で辛辣なものが多く、キャラがやられるとリアルに痛いし、精神的な攻撃も受けまくり。
さすがに死ぬことはないですが、ハード・ソフトともに壊れるようにできているので、非常にひどい作りとなっています。
解ってても、こんなゲームしないだろうな。
しかし、ここまでひどい作品にしたのであれば、せめてキャラぐらいもっと萌えキャラを出してくれてもよかったのに。
復讐に燃える幼馴染とか、拷問大好き変態さんとか。リアル世界に戻ると口の悪い妹に文句ばかり言われる。
世間的にはレオナさんがヒロインなんでしょうけど、確かに胸がでかいしtkttさん声なのですが、中身は相当に性格が悪くなっております。
このゲームに誘った理由が、まさかあんなことだったとは・・・!!!