アニメ・アイドル系イベント放浪記

アニメ・声優さん・アイドルイベントの参加blog。アニメ感想なんかも書いちゃいます。

19Q4 萌えアニメファーストインプレッション その4

秋アニメのファーストインプレッションも、ある程度落ち着いてきた感じがする昨今。
まだ放送とか配信とかの関係でいくつか見れてないのがあるので、そのうち追加するのですが、やってあと1~2回と言ったところでしょうか。

今期は色々と忙しいこともあって、それなりに数を抑え込んだのではないか?って自負していたのですが、結果を見ればやっぱりあまり変わってないです。
一時期ほどショートアニメが溢れている訳でもないので、単に作品数が少なくなったからと言って、視聴時間が削られる訳でもないんですよね~

それでもネット配信全盛の時代になったので、色々助かってます。
ですが、やっぱり基本は地上波テレビ放送がベースなので、30分単位・12話・3カ月ごとに更新、っていう基本パッケージスタイルは、なかなか変更できなさそうです。





・アフリカのサラリーマン
今期の動物アニメ。
動物アニメ自体は1クールにも複数存在するし、今更 けもフレ を超えるような話題作アニメがそう簡単に出てくるとも思えないので、動物アニメだから見るって事もないのですが。
今回この作品を見ようと思ったのは、A応Pの広瀬さんがオススメしてたから、っていうのと、小倉唯ちゃんがゴリラ役で出てくるっていう情報を得たので。っていう2つの理由。
その程度の予備知識で、視聴開始です。

アフリカの朝は早い。
って言いながら出てくるのは野生の動物なのですが、途中から顔だけ動物の擬人化キャラになってしまいます。
普通に家を出て、普通に通勤し、普通に出社。
うーん。登場人物以外、全然アフリカ感が無いぞ!?

出てくる社員さんたちも、基本的にはクズ社員ばかり。
だからと言ってアフターファイブに成功しているのかと思えば、見事な失敗談ばかり繰り広げられています。
まぁ、ある意味せいこうはしているのでしょうが・・・

小倉唯ちゃんのゴリ美も、痴漢詐欺の女子高生役という、結構微妙な役どころ。
情報を知ってるから解ってるけど、これだとダメ絶対音感は働きませんでした。
まぁ、プリキュアの前から、小倉さんに対するダメ絶対音感は動作しなくなっているのは確かなのですが。

広瀬さんが、前期のビジネスフィッシュがお気に入りで、ほぼそれの続編として楽しみにしてた、っていう話をしてたので、そっちを知らないものの、こういう作品なのかな、って解ってしまいます。

あと、言い直すなら「今期の社畜アニメ」ですね!!!





・私、能力は平均値でって言ったよね!
こちらも、いかにもラノベ原作っぽい感じのタイトルのアニメ。略して「のうきん」。
珍しく(?)地上波で見ている作品なので、途中でCMが入るのですが、アース・スターノベルが原作だそうです。

最近流行の異世界転生モノ。
真面目な女子高生だった主人公は、現世で子供を助けようとしてトラックにはねられ、異世界で転生したのでした。
この辺はお約束だよね!って自分で言ってるところからして、かなりメタメタなメタアニメであることは言うまでもない。

その際に、次の世界では特に秀でた才能は要らないので、能力値は平均値でおねがいします。
ってお願いしたのですが・・・!?

本来、ここでいう平均値とは、
((種族の能力値の平均)*(種族の個体数))の総和/(総個体数)
で求めなければならないものを、手を抜いて
(種族の能力値の平均)の総和/(種族数)
で求めようとして、それをさらに手を抜いて
(最低の種族の値+最高の種族の値)/2
で求めてしまったって事ですよね??

1~10までの平均値を求めなさい、って言われて、総和/個数→((1+10)*10/2)/10ってやる必要があるのに、手抜きして(1+10)/2ってやるようなものです。
この例では同じ答えが出るから問題ないように見えるのですが、これが成り立つには、種族間の能力値・個体数ともに分布が均一じゃないと概算値すら出せない!

こんな感じの非常に納得できる手抜きのため、抜群の能力を手に入れてしまった主人公は、色々あってこの街に流れ着いたのでした。
その後、色々あって、仲間と出会ってバトル。
それっきりかと思いきや、学校の寄宿舎に行くと、その時の仲間と偶然出くわすのでした。

って感じの1話。
ラストで「私、能力は平均値でって言ったよね!」って叫んで、タイトル回収です。

他に特筆すべき特徴といえば、主人公も仲間も全員かわいい女の子って事ですね。
非常に萌え系な顔立ちをしていて、声や雰囲気なんかも、きらら系4コマアニメかよ!って思う出来になってます。
さすが、「てーきゅう」「ヤマノススメ」を生み出したアーススター系列だけある!!

なのですが、1つだけ苦言を呈したい!!!
魔法少女モノに必須の謎の小動物こと、ナノマシンのナノちゃん。
見た目はかわいらしいのですが、声が波多野さんなのです!
波多野さんがどうとか言う訳ではなく、ここまで主要キャラを女の子で固めたのに、ここで男声キャラかよ!って思ってしまう。
これがまだ、小麦ちゃんRのうさPぐらい特徴的なキャラ声だったらよかったのですが、普通に男声キャラになってるのが非常に気になりました。
原作モノなので、ある程度設定があってこうなっているのかもしれませんが、アニメ制作として、ここは女声キャラにした方がよかったんじゃないのかな。
きらら系アニメであればそうなってた。

現実問題として、あそこまで徹底して男性キャラを廃して 女の子だけでストーリーを進めていくのは無理があるのかもしれませんし、自分もその辺に不自然を感じる事も多かったのですが、今回は逆の方向に気になってしまったので、とりあえず書いておきます。

他の人には見えないっていう設定らしいので、そのポイントさえ気にしなければ、キャラ同士のキャッキャウフフも含めて、萌えアニメとして十分に視聴に耐えるものであると信じていますので、期待して見続けよう!!





本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません
こちらも、いかにもラノベ原作っぽい感じのタイトルのアニメ。
今期はこんな感じのタイトルのアニメが多いねぇ。

A応Pの工藤さんがイベントでオススメしてたので、見てみる事にしました。

内容も、最近流行の異世界転生モノ。
本が大好きで、図書館の司書に採用された主人公だったのですが、その直後に震災で亡くなってしまいました。
その時の記憶と本好きの情熱を持ったまま異世界に転生。
アニメの記述ではある程度の年齢の少女として突然始まっているので、その時点の憑代に心が宿ったのか、最初から転生したけど記憶が蘇ったのか明確ではないのですが、最初が解らなかった言葉が、記憶の流入により突然解るようになったりしているので、この辺がヒントになりそうです。

で、転生してきた先でも本好きは変わらないので、本を読もうとしたら、どこにも見当たらない。
文字すら見当たらない。
やっと見つけた本は、非常に高価な貴族様のもので、触らせてもらう事すらできませんでした。

こうなったら、私が本を作るしかない!!

って感じの1話。
イベントでの工藤さんの解説、だいたいそのままの感じです。
紙を作るとか、石鹸の話はなかったけど、この後そういう流れになっていくのは容易に想像できる感じ。

だいたいにおいて異世界転生モノと言えば、転生時にとんでもない能力を得たり、特殊な地位で生まれたりして、そっちの世界でチートしまくるのが定説なのですが、今のところ前世の記憶以外はそういう記述が無いのが特徴ですかね。
そもそも前世の記憶があること自体が最大級のチートなんですけど。

生まれも貧しい下働きの家庭のようで、特別な身分でもなさそうなので、今後何をするにも苦労しそうです。
だからこそ、現状を変えるために、紙を作ったり本を作ったりするんでしょうけどね。
だいたいにおいて、安定したお金持ちの裕福な環境からは、新たなスキームというのは生み出されないものなのです!!


考えてみれば、異世界転生モノが流行しているって言うのも、社会全体として現世を見限ってるって事なんですかねぇ。
今の日本の社会って、厳密なルールと肥大化したシステムにより、富と安定はもたらされているものの、その代償として緩やかな衰退の一途をたどってますからね~。
社会全体でみると大問題なんだけど、個人レベルで考えると快適な世の中なので、それを抜け出して自分だけ特別な世界に行きたい!っていうのは解らなくもないです。

二次元信仰でもなんでもそうなのですが、現世で特別じゃなかった自分が、異世界に行って特別になれるのか?って事もあるんですけどね。(←悪化してるwww)

あとあと、主人公のマインちゃん。料理を作ったり、「はっぴはっぴはっぴー!」とかは言わないのですが、珍しくその声にはダメ絶対音感が働いてしまいました。スタッフロール見たら、やっぱり井口さんでした。
最近は、むーーーんも聞かなくなった(星ひなの時間が変わったから、って訳ではない)し、とあるアニメでもインデックスちゃんが全く出てこないのですっかり声を聴くこともないのですが、たまに聞くと解ってしまうところが、やっぱり特徴のある声って事なんでしょう。
でも、声優さんって、演技者としては声で判断されるより、エンドロールで初めて知って驚かれる方が嬉しい、ってよく言いますよね。
そこは、演技を売りにするか、声を売りにするかの違いだとは思うのですが。