最近話題のガンダムSEEDの最新映画、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を見て来ました!
自分はガンダムと言えば、ファーストガンダムしか知らなかった時期が長かった。
最初に見たのは本放送なのか再放送なのかも覚えていないのですが、ともかくシャアとアムロが巨大ロボットで戦ってる、ぐらいの認識しか無かったです。
その後、ずいぶん経った後で、テレビで劇場版3部作を連続放送してたので、そこで初めて詳細な設定とかストーリーとかを知った感じです。
そんなんなので、続編であるZやZZも、あまり覚えがない。
Zは、冒頭の「女みたいな名前だな」とか、ラストの「なんだか狭いなぁ。出してくださいよ」ぐらいは覚えているものの、内容は全く覚えてない。
ZZに関しては、ちゃんと見たかどうかすら記憶にありませんでした。
その後、XとかWとか∀とか、様々なガンダムが放送されている認識はあったものの、どれもちゃんと見た記憶は無かったな。
Gだけは、ネタ的に何度か見た覚えがあるぐらいwww
そんな中、初代のガンダムSEEDは、2002年に放送されました。
その頃になると、自分もすっかり物心(萌え心?)が付いてきた頃で、昔見ていたガンダムの記憶も多少はあったと思う(劇場版3部作は見た後だと思う)ので、これは見てみるか。と思って視聴開始。
なんとなくファーストに似ているな、という印象は受けました。
ただまぁ、初代にそれほど詳しいわけでもなく、SEED自体のストーリーも結構難しかったと思うので、普通に 地球連邦vsザフトの戦いなのかな、って思ってた。
ファーストは、ジオン軍が解りやすく悪役として描かれていたので、それに比べてザフト軍はそうでもないところが混乱してた原因かもしれませんね。
しばらくたって、続編となる SEED DESTINY が放送開始。
解りやすい(と勝手に思い込んでた)地球連邦vsザフトの戦いが終わった後で、主人公はシン・アスカに変わるし、アスランはザフトではなく中立国のオーブに移籍してるし、キラヤマトとラスククラインは隠居生活を送ってるし。
ファーストに対するZみたいなストーリーなのかな?と思った記憶が。
まぁ、時代がそれを許すはずもなく、どんどんオーブが戦争に巻き込まれて生き、かつての英雄たちも戦場に狩りだされていく。
そしていよいよ、タイトル回収ともいえる ディスティニープランの発動。
科学的根拠に基づいた社会主義かよ。って印象もあって、主要キャラたちは次々に反発。
それを阻止するために、最後の戦いに向かいの出会った。
こんな感じの誤解と偏見に満ちた、SEEDの理解でした。
実際には放送当時からずっと記憶を持ち続けてきたわけではなく、今回映画を見に行く復習として、公式のダイジェスト動画を見て思い出した範囲内って事になります。
そもそも今回のSEEDの映画化。
水星の最終回に発表された、って事らしいのですが、当初から配信で本編だけしか見ていなかったので、全然知りませんでした。
その後、お気に入りのVtuberさんが何かにつけて話題にしてたり、どこかのBSチャンネル?で再放送してたり、秋葉原のアトレでコラボやってたりして、やっとその辺で映画公開を認識したのでした。
その後、映画公開されて大人気になっているという噂は聞いたものの、実際に見に行くもう一歩及ばず。
それを後押ししたのは、2つの要素がありました。
1つは日程的な問題。
丁度この日は溝の口に行く機会(詳細は前記事)があって、終わる時間も昼過ぎで微妙だったので、どこか行く場所がないかな?と探していました。
川を挟んだ向かい側、二子玉川の映画館の時間を確認していると、丁度いい時間いこの作品の上映があったので、いい機会かな。と思った次第。
そして、最後にして決定的な要素。
新キャラ、アウラ。CV:田村ゆかり。
そうだった!どこかで見かけたはずなのに、すっかり忘れてた!
大画面・大音響でゆかりん声を堪能できる機会も多くないので、これは是非とも見に行かないと!!
こんなうっかりを発動して、本当に王国民かよ。
って言われそうなのですが、こういうのを「ボンクラ王国民」って言って、世間一般では一般的な存在なのですwww
そんなこんなで、前日になって映画館の予約。
20年前(かどうかも定かではない)の記憶も怪しいので、上記動画で予習開始。
それでもピンとこなかったので、「SEED FREEDOM 予習」で出てくる動画をいくつか見て、予備知識を蓄えました。
おかげで、当時はよく解らなかった背景や設定なんかも、ある程度は理解することができました。
当日。
溝ノ口での用事(詳細は前記事)を早々に終わらせ、現地到着。
上記の通り、二子玉川の109シネマズなのですが、この寒空の中、駅を降りると結構な混雑。
そして映画館に入ると、身動きが出来ないぐらいに大混雑となってました。
世間的にはエンタメに対する支出がどうとか言ってる割には、なにこの盛況っぷり!!
まぁ、三連休でも遠出せずに、近場の映画館で済ませる、という意味での大繁盛だったのかもしれませんが。
ずいぶん並んで入場。特典で、フィルムのコマをもらった。
実際に入った劇場では、かなり空席が目立つような感じになってました。
実際には公開してから2週間ぐらい経過してるし、他のライバルになりそうな作品も公開されてるので、本当のピークは過ぎたのかもしれません。
だからこそ、あまりゴチャゴチャせずにゆっくり楽しめる利点もあります。
実際には、前の方が少なかっただけで、退場時には結構な人がいたのを後で気づくのですが。
いよいよ映画本編。
一応、ネタバレを含みますので、未視聴の人で気になる人は飛ばしてください。
本編の冒頭7分間だけは、Youtubeで公開されてますので、とりあえずそこだけ見るのも楽しいかも。
映画館では、この画像そのままではなく、解説の字幕があったと思う。
これぐらい飛ばしておけばOKかな。
いきなり冒頭からガンダム始動。
今までの悲惨な戦争の歴史から、世界は軍縮の動きになり、平和監視機構コンパスを設立。
代表は、毎度おなじみ看板役、ラクス・クライン。
メンバーには、キラ・ヤマトや、シン・アスカ。
その他、SEEDの主要メンバーが勢ぞろいです。
敵として戦ってたジェットストリームアタックの人もいる??
戦争が終わったとはいえ、各地では細かい勢力争いが続いている状態。
そんな紛争地域に、圧倒的な武力で介入し、調停を行う(というより兵力を削いでいく?)のが活動内容のようです。
そんな中、ユーラシア連邦から独立したファウンデーション王国から、コンパスへ共闘作戦の申し出がありました。
反コーディネーター派で戦争の一端を担ってるブルーコスモス(今はゲリラ組織らしい)の残党が、国境付近に潜伏しているので、一緒に掃討しませんか。との事。
ラクスクラインをはじめ、主要メンバー勢ぞろいで現地に赴きます。
そのファウンデーション王国の女王、アウラが、CV:ゆかりん です!
はぁ、大画面大音響でゆかりん声を聴ける幸せ!!
なお、wikipediaの記事によると「一見すると幼女のような外見をしているが、実年齢は50歳。」とのこと。
お、おぅ。
言っておきますが、ゆかりんは「田村ゆかり氏じゅうななさい」ですからねっ!
それもあと数日の事ですがwww
国境付近での軍事侵攻作戦となるので、ユーラシア連邦の国境への侵犯は禁止する。
破った場合は侵略行為とみなす。
そういう前提で実行された作戦行動だったのですが、なぜか途中でキラ・ヤマトが暴走。
国境の向こう側にいるブルーコスモスの指導者を発見し、追撃しに行ってしまいます。
これはまずい!制止しろ!
仕方なく、ラクスクラインも同意。
全軍、キラヤマトを止めにかかる。
しかし侵犯行為の報復として、ユーラシア連邦から核ミサイルが撃ち込まれ、ファウンデーション王国は焼け野原になってしまうのでした。
実際には、ラクスクラインを含め、ファウンデーション指導者たちは宇宙のプラントへと逃げ延びたのですが。
そして、キラの暴走も、核ミサイルの発射も、ファウンデーション王国側の策略だったのでした。
コーディネーターを超えた存在を作り出し、理想の世界を構築するために、ファウンデーション宰相オルフぇと、ラクスクラインの両方を手に入れる必要がある、という事みたい。
核攻撃の報復として、大量破壊兵器 レクイレム で、ユーラシア連邦の国を焼きまくる。
我々に従い、ディスティニープランを受け入れろ。
これは、ラクスクラインの意思でもある。
って感じで、世界中に対して威嚇を行うファウンデーション王国。
真っ先にオーブが標的になるものの、そこから戦艦やモビルスーツを略奪するという形で、コンパスの主要メンバーは宇宙に上がります。ラクスクラインを取り戻しファウンデーション王国の野望を砕くのだ!
(百発百はずし、ってアニメ版でもそんな話があったよね)
半分ぐらいすぎて、やっとアスラン登場。
赤いズゴック。画像演出的にもシャアかよ!って思わせる、徹底ぶりです。
その後は、ひたすらモビルスーツ戦が続く感じ。
前半のややこしい話を抜きにして、この辺だけ見に来る人は絶対に多いぞ!!
そして、相変わらずキラヤマトは強いです。
実際にはアスランの方が強いんだろうけど、どうしてもキラの方が主人公って思ってしまう。
最終的には、ファウンデーション王国の野望は潰えて、隠し持っていたレクイレムも破壊。
まさに不可能を可能にする、とんでもない軍事行動でした。
ゴチャゴチャとややこしい政治判断・人間模様はあったものの、おおむね主要人物は皆さん幸せに落ち着いたって感じでしょうか。
キラとラスクはともかく、アスランとカガリは、あんなふうになってたのか。とかね。
アスランは戦闘中でも破廉恥な妄想をしているらしいですwww
全体的な感想としては、とにかく以前のガンダムやSEEDが好きな人に向けて作られた、エンタメ映画だったな、って思う。
確かに知らない人が見ても、特に後半のMS戦については楽しめると思うのですが、それですら以前のガンダムを知っていると楽しさ倍増なので、知らずに見るのはもったいないかな、って思ってしまいます。
なので、今から見に行く人にアドバイスするのであれば。
全く知らない人は全く知らないままでもいいかもしれませんが、以前にSEEDを見たことある人であれば、予習復習してから見に行くことをお勧めします。
正直、ネタバレ注意って言ってる動画とかを最初に見てもいいかとも追う。
政治的な設定・状況なんかは予習しないと解らない(作品中に詳しい説明は少ない)し、モビルスーツ戦の映像は、実際に見てみないと、ネタバレを喰らったぐらいではどうという事はありません。
上記でネタバレ注意、なんて言っておきながら、その下で書くような内容でもないですけどねwww
敢えて難点を言えば。
さっきも書いたように、状況説明が少ないので、この作品だけで理解しようとすると、相当に難易度が高いって事ですね。
展開も非常に速くスピーディーなのですが、そのおかげでストーリーに付いていけない可能性が十分に考えられます。
途中、明らかに早口になってる場所とかもあるし。
ラストの見せ場なんかも、もっと引き延ばしてくれればいい感じになるのに!って思う箇所も多かった。
このストーリーをじっくり4クールかけて作ればいい作品になるのでしょうけど、2時間にまとめるのは大変なんでしょうね。
それでも、ある程度予習していけば、特に過去にSEEDを見たことある人にとっては、涙腺を刺激するような仕組みもあって、非常にオススメな映画になってました。
この作品に限らず、映画館ってたまに行くにはいいものですよね。って思っちゃいました。